消防設備士 義務講習のページ
消防設備士 義務講習 とは
危険物や消防設備士には 定期的に講習を受ける義務があります。
危険物の場合は、就業していなければ受講の義務は発生しませんが、
消防設備士の場合は、免状を所持しているだけで、受講の義務が発生します。
↑嫌なら(仕事で使わないのに・・・維持費がかかる・・・という御仁向け)には
免許の自主返納制度もあり、仕事で使わない類を返納することも可能ですが、
必要になったときにまたお受験の受けなおしになります)。
受講は免状を取ってから2年以内に1回目、それ以降は5年以内ごとに
政令の改正により↑は、年度単位に変更になりました。
具体的には免許を取得した日から 最初の4月1日から 2年以内に
講習を受けた日から最初の4月1日から5年以内に・・・と若干スパンが伸びました。
各分野ごと4区分で受講義務が発生します。
消防設備士の講習の区分
消防設備士 甲種特類の所持者 特殊消防用設備等
消防設備士 1〜3類(甲・乙)所持者 消火設備
消防設備士 4類(甲・乙)、乙7所持者 警報設備
消防設備士 5類(甲・乙)、乙6所持者 避難設備・消火
たとえば甲4と乙7を持っていても、同一区分なので講習は1回で済みます。
これらの講習が 免状を持っているだけで・・・必要になるんですよね。
さらに 受講しないと・・・免状取り消しも・・ありえます。
ちなみに講習は試験と同様どこの都道府県で受講しても有効です。
一番初めに 消防設備士の甲4☆39☆を取得しましたが、そろそろ2年
義務講習が発生します。
H23年12月22日に 警報の講習
H24年1月6日に 避難の講習
H24年2月16日に 消火設備の講習
を申し込みました。
講習の申し込みは 都内の消防署 これも何処でもOK
会社の近所の消防署で申し込みしました。
なぜこんなに詰めたかって? その理由は・・
続けて講習を受ける場合、講習の一部が免除され、午後からだけに短縮されるんですよ。
しかし1区分の講習で7000円も! 3区分なので21000円です。
たけぇ〜〜〜。
H23年(2011年)12月22日 警報設備講習
1つめの講習です。
東京の会場は秋葉原
ここ1箇所だけなんですよね。 まあ秋葉原は近いからいいけど。
撮影禁止なのですが・・・教室の雰囲気
大き目の机に2人掛け、 真ん中にモニターが付いています。
このモニターでPPを動かして講義します。
朝9時スタートで、 午前中に3コマ
昼食を挟んで、午後に3コマ
最期のコマが終ると効果測定。
効果測定は講義の中から10問出されますが、
しっかり講義を聴いていれば誰でも満点!
なんせ テキスト見ながら解答できるんです(大爆)。
合格点は6割くらいでしょうかな?
しかぁ〜し 試験に落ちる人・・・いるんですね〜。
落ちた人は居残りで補習で〜す。
まあ資格試験じゃなくて、お金を払っている義務講習ですから
最期はお情けで解放されるんでしょうけどね・・・。
これが 講習のテキスト、会場で配布されます。
んで 7000円でテキスト買うと、おまけでハンコもらえます。
これで4,7類については あと5年以内にまた受講です。
次回は来年1月6日です。 今回の講習により
次回、そのつぎは午前の講義が免除になり 午後からの拘束です。
H24年(2012年)1月6日 避難設備・消火器
2つめの講習です。
東京の会場は前回と同じく秋葉原
消火器が含まれるので、女の子率が高いかと思ったけど
前回の警報と変わらないくらい、 おじさん おっさん ばっかり・・・
前回もそうでしたが、今回も1つ上のフロア8階では
防火・防災(2日間)の講習がありました。
こっちは女の子率がメッチャ高いぞ! 今度はこっちにしようかな?(爆)
講習が終了するとすかさず効果測定です。
午前中の講習科目の法令部分は今回は免除ですが、
出てきた効果測定の問題は全く一緒(だから免除なんだろうな?)
今回もこのテキストを7000円で買ってきました。
んで7000円払うと ハンコもらえます。
次回の講習は 2月16日です。 また有給とらなくちゃ。
H24年(2012年)2月16日 消火設備
一連の講習の最後です。 1〜3類までの保有者が受講義務があります。
また今日もすぐ上のフロアーでは、防火・防災の講習がありました。
んで 今回も7000円のテキストです。
最後の 効果測定をパスすると、無事にハンコがもらえますが、
午前免除にすると、共通法令の部分の講習は免除されますが、
効果測定は部分免除されません。
また同様に、自分の所持してない類の講習も強制
(例えば、7類を持っていて講習を受けても、4類の講習も強制義務、
しかも内容は4類が90%ですから、7のみ保持者には酷)ですが、
効果測定でも強制的に出題されます。
まあしっかり講義を聴いていれば、「ここがポイント」って
教えてくれますから、未取得の類でも、正解は答えられます。
まして、テキスト見ながら回答できるんですからネ。
午前免除は 最初の講習から半年間に受講する講習は免除が適用
(始めの講習時に次回の講習も申し込みが済まされていることが条件)
されますが、あまり期間があくと、共通法令は忘れちゃいそうです。
自信がないかたは、午前も受講しましょう(笑)。
さて 7000円でハンコを貰ってきました。
これでようやく 先日合格した
消防設備士 甲種・特類 の免状申請ができます。
長かったな〜
しかし ここで 甲種・特類 の免状が加わると
また2年以内に 義務講習なんだよな〜@7000円。
H24年(2012年)8月22日 特殊設備
先日、甲種特類 の免状を貰っちゃいましたので、また義務講習が発生します。
今回の講習は5階の狭い部屋、これは定員が40人しかいないので・・・。
今までは全て大部屋で200名以上の参加人数でしたが・・。
さすが全国に1万人も居ない消防設備士のエリートの為の講習。
いつものように7000円でテキストを買います。
今回のテキストは2冊、少し値下げしたのかな??
このテキストがあれば 甲種特類のお受験はものすご〜〜く楽なのにな・・。
特類とはなんぞや! その事例と具体的消火設備とは!?
そしてもう一冊のテキストには、フラッシュオーバーやバックドラフト、
火炎プリュームなどが判りやすく解説されています。 お受験の前に欲しかったな。
んで7000円払うと、ハンコがもらえます。
一番初めの講習からすでに6ヶ月以上経過していますので、
今回の講習は朝から丸々1日の受講です。
只でさえ足らない脳みそを使ったので、秋葉原 博多ラーメン風龍で栄養補給
500円(ワンコイン)で替え玉が2つもついてきます。
あ〜ちかれた
さて、これを読まれている方の一部は、義務講習なんて受けたくないヨ。
資格集めは只の趣味という方もおられるでしょう!?。
お受験のときは、義務講習を受けないと免状を取り消される・・・(場合がある)と学習した筈。
本当の所は???
答え 実務についていなければ取り消しはありません。
システムは運転免許と同じように持ち点制で、1〜7、特の8種類にそれぞれ20点あります。
(例 乙4と甲4の場合は同一なので甲4として加算)
○講習を受けない場合は、1年当たり5点の減点です。(受講してない種別に毎年加算)
○減点は3年間の累積で、それ以前はカウントされません。
よって
例えば、1〜5まで5種類持っていて、な〜んにも講習を受けなかった場合は
講習義務が発生してから3年後以降では、1〜5それぞれ残り持ち点5点でまだ取り消しにはなりません。
●ここで実務で、免状の携帯義務違反を3年以内に2回したとします。
これは@4点ですからー8点、全ての類に加算されますので
1〜5全てマイナス3点で 全類取り消し。
●ここで5類において事実と異なる点検報告をしたとします@6点
この場合は 5類がー1で、5類のみ取り消し。
●ここで6類の点検をしたとします。 この場合無資格ですので@6点
これは全部の類に加算されますので 全類取り消し。
●ここで点検や施工の重大ミスにより火災による死者を出した場合
@20点で、該当の類は(講習を受けていようが)一発取り消し。
まあ実務についていなければ・・・ということですが。 くれぐれも自己責任で。
値段は高いけどいろいろ楽しい講習を受けられますので、頭の体操にお勧めですよ。
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