HK702

新型(2005年9月現行)のHK702を手に入れました。
旧モデルはユニットが銀色のアルミ蒸着でしたが、
808等と同様のプラスチック剥き出し、黒のユニットになりました。


槓杵(こうかん)はストレートの厚さのない只の棒に格下げされてました。




接点だけは格上げされ、現行808と同じく2.5mmの銀接点になりました。





ベアリングカバーを止めているねじは なんと木ネジです。
たびたび開け閉めすると、そのうちバカになっちゃいますね。




スプリング調整ねじの部分
旧型は現行808とおなじくスプリング引っ張り棒を、調整ねじで
引っ掛けて間接的に引っ張るタイプでしたが、簡素化されて
じかにスプリングを引っ張ってます。
さらに このスプリング調整ネジにはロックがありません。
長時間の使用ではバネ緩みが生じる可能性があります。
また このスプリング調整ネジには 溝がきっていなくて
ネジを回すとスプリングも一緒に回ってしまい、うまいことまわさないと
スプリング調整ができません!

リアの接点はなくなっちゃってますね!
  確認したら 旧702もリア接点はありませんでしたね。
700シリーズはそもそも練習用ベースなのでリアなし?





ベアリングが無い!!!
なんと究極のコストダウン!
シリコン製の軸受けです。
メンテナンスフリーといえば言えなくもないが・・・・
カタログには見れないスペック
支点から接点までの距離     (A) 31.5mm
(当然ながら808や他の同系のものと同じです)
支点からツマミの中心までの距離(B) 78.0mm
(槓杵も短い)
ストローク比(B/A)            2.48
ツマミの直径                 30mm
(ツマミには感電防止の”つば”はついていません)
※分解して計測した訳ではないので、寸法には測定誤差があります。


打鍵音  物凄く静かです。 隣で人が寝ていても大丈夫なくらいのレベルですね。
所持している縦ぶりでは KY3A>HK808>HK1Z>GT502>そしてこの702
いまのところこれが一番静かです。
HK702の打鍵音



総評

接点の感触は 歯切れも比較的よく高速向きだと思いますが。
あちこちにコストダウンの痛手がみられ、
(静かだから深夜人が寝静まったとき専用とか?)
大理石だ という以外にになんも取りえが無い電鍵になっちゃいました。
練習用電鍵に毛が生えて 見かけと値段がグレードアップした 感じですね。

現行808も細かいところにコストダウンが見られますが、この702は酷すぎます。
入手可能ならば 旧型702を手に入れるほうがいいですね。

















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