GT502

新参の電鍵メーカーGHD社の 採算度外視した電鍵です。
2005年8月のハムフェアー会場で触ってみて、この今までに無い異次元の感覚が気に入りました。
接点間隔の調整に贅沢にもマイクロメーターが装着されており、材質もプレスではなく削り出し。
この品質、このつくりで、このプライスなら納得でしょう。


この502と同じつくりで、ベース部分が長くなって
より安定度を増した501Mがありますが、502でも1.3Kgと超ヘビー、
十分安定して打鍵できます。



支点付近の様子
大型シールドベアリングでメンテナンスフリーです。

メイン接点の下の白い絶縁物はセラミックですが、裏側の絶縁はシリコンワッシャーですので
そのせいなのか KY3Aよりも打鍵ショックは少なく、まるでHK1Zを打っているような感覚ですが、
細い(3mm)接点でダイレクト感覚はそのままです。
(200509追記)どうやらベースの金属の台のしたのゴム足にもショック軽減の大きな要因がありそうです。

ダイレクトなのに反動が無い ほんと異次元感覚です。




マイクロメーター部分
あわせ方は非常に簡単でメーター0で接点が接触します。
メーターを回していき この写真の20なら 0.20mmの接点間隔です。

そしてこの電鍵の操作感覚の不思議さをかもし出している一番の要因がここにあります。
マイクロメーター保護のためを兼ねて リア接点の下(受け側、土台側)になんとダンパーが
入っているのです! これで通常の電鍵には必ずあるリア接点の接触感覚が無いんですね〜。




裏の様子 土台が金属のため絶縁物が介されているのしょうがないですね。
足の調整  このKeyはバイブロやベンチャーの3つ足と違い、4つ足ですので
きちんと足の高さが合わないとガタガタします。ゴム足はワッシャー入りです。
ネジを締め付ければ足は短く、緩めれば長くなります。それぞれ±0.3mmくらい
の範囲で微調整が出来ますから、締め付ける&緩めるを組み合わせて、完全に調整できます。
ハイモンドの線、KY3Aの面、では調整自体不要ですし、そもそも調整できませんけどね。




純正のスプリングとオプションの強化スプリング
純正のスプリングでは最大強度約250gくらいですので、私のように強いのが好きな人、
反動式で打つ人の為に強化スプリングが用意されてます。
左のばねが強化スプリングで 少し太くなっています。


カタログには見れないスペック
支点から接点までの距離     (A)  36.0mm
支点からツマミの中心までの距離(B) 100mm
ストローク比(B/A)            2.78
※この電鍵はケンプロの電鍵のように ツマミの位置が変更できます。
標準の100mmの位置から10mm短くできますので、(B)が90mm。
ストローク比ショート(B/A)        2.50
ツマミの直径                 30mm
机面からツマミまでの高さ         84mm
重量                      1300g
※分解して計測した訳ではないので、寸法には測定誤差があります。


GT502の打鍵音
















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