寺子屋キットのSWRブリッジ
を組んでみました
そのまま組むのでは ありきたりで
おもしろくないので
寺子屋シリーズの 終端パワーメーター
も同居させてみました
穴あけ後の仮レイアウト
パワーメーターキットのケースをベースに
CALLボリュームの穴 8mm
入力切り替えのスイッチの穴 6.5mm
アンテナ接続のBNCコネクターの穴 9.8mm
以上3つを新たにあける
一番注意するのは 入力切替の穴で
6Pのトグルスイッチの真中の端子に
入力のBNCコネクターの中心が丁度にくるように
仮レイアウトの 裏側
ケースを折り曲げたときに 6Pの真中の端子に
BNCの中心が来るレイアウトに注意
(ボリュームはどこでもよい)
回路の変更にともない
キットの基盤をカットする
上 SWRメーターの基盤
出力側の基盤のカットに注意
下 パワーメーター回路の基板
これは 半固定固定部分からばっさり切る
6Pトグルスイッチに 高周波対策の 銅箔テープを巻く
このスイッチは どこにでもある 6A125Vのもの
スイッチに同軸ケーブル1.5Dを配線しておく
ケーブルのグランドがわは スイッチに巻きつけた
銅箔に半田付け
ケースを塗装し レタリングしておく
今回は817とのセット使用を想定しているため
おそろいのブラックにしてみました
キットの説明にしたがって 組み立てます
組みあがり写真(メーターはまだ)
裏はこんなです
入力コネクターの上に ダミーロード基盤が来ます
このダミーロード基盤の下には 6Pのトグルスイッチがあります
スイッチ周りのようす
高周波の切り替えと メーターの切り替えをしてます
スイッチ近傍 真上から
スイッチ近傍 その2
ダミーロード基盤
817と組み合わせるため
6Wとするため に 酸化金属皮膜抵抗に交換してある
本当は チップ200オーム1Wを4本にしたかったが
入手困難のために 断念
2W100オームが2本です
この抵抗の真下に 本来のグランドがありますが
ここはバイパスしてグランドに落とし 半田盛りしておく
酸化金属皮膜抵抗の 腹の部分に ぎりぎり触るくらいに
やすりがけをする
(高周波対策)
出力側コネクター 近傍
本来はチップである6.8Kオームの抵抗が
炭素に格下げになっていますが
これは くしゃみをしたら・・・
・・・どこかに飛んでいったため
手元にあった 炭素の10Kでお茶を濁す
高周波ルートじゃないし・・・
ただの クンダなので まっいいか
※ この場合もうひとつペアーになる6.8Kの抵抗も
同じものに交換すること
完成!
今回はパワーメーターを6Wに調整
当然最大電力は4W 一時的に6Wはとおりますが
30秒くらいなら 大丈夫そうです
パワーメーターのメモリは ノーマルのメモリを
3倍にバーニヤすれば大丈夫でしょう
実測しましたが このあたりの領域では
そのまま 拡大読みすればOKです
(微弱領域だと メモリの振り直しが必要になる)
後記
実は 詳しくテストしたところ
周波数特性に多少気に入らない部分がありました
低い周波数では 多めに表示され
高い周波数では 少なく表示される
具体的には
1.9MHz +15%
3.5〜7MHz +10%
14MHz ここを0%とする
28MHz −5%
50MHz −10%
144MHz −15%
430MHz −10%
まあこれでも デシベル換算にすれば 1dB程度なので
メーカーの通過型パワーメーターより高精度であるが・・・
これは 途中のルートに 高周波にとって余計な
スイッチ(これが最大の原因) そしてケーブルのロス
これらが原因し 低い周波数と高い周波数での
ロスの差ができたため と考えられる
手っ取り早い補正は
イコライザー回路(単なる抵抗とコンデンサーの並列)
の コンデンサーの容量を増やせばよい
手元に転がっていた 18ピコのコンデンサーを
ノーマルの5ピコと並列に抱かせてみました
つまり 単純な合成容量は 23ピコにしてみた
これが大ヒット!
1.9MHz 針2本分のずれ(少なく表示)
それ以外は 針1本分の誤差に 収まった!
%表示で言えば ±2.5%(1.9のみ5%)
すばらしい! バードを越えた!??
こんな感じに コンデンサーがパラレル
最後にメーター部分がよく見えない
という意見があったので
メーター部分のドアップ
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